デジタルモンスターはコンテンツとして、多数の製品やメディアで展開されています。液晶玩具、アニメ、映画、カードゲーム、WEB小説、などなど多岐にわたっています。

デジモンはその名の通り、デジタルなモンスター

人工知能を持ったデジタル生命体として個々に性質や生態が異なります。

その様々な設定は、とても奥が深くストーリー性に溢れています。そういった世界観やデジモンの見た目や個性が世界中のデジモンファンを魅了しています。

デジモンを捕獲して育てる人間たちがいます。

彼らは「デジモンキャプチャー」というソフトでデジモンを捕獲し「デジモンローダー」と呼ばれる飼育機にデジモンを格納しているようです。

デジモンはデジタマと呼ばれるタマゴから孵化するよ。生まれるデジモンの種類やその地域によって柄が違うとされています。

デジモンたちは「デジタルワールド」と呼ばれる世界に生息しているとされています。

ファイル島、フォルダ大陸、WWW大陸、ネットの海などパソコンに関連する名前が多くつけられています。

デジモンに性別はなく、生殖活動も行わない。

ただし、ネットに広がる情報を取り込んで自分で性別を情報として定義している個体は数体確認されています。

デジモンはプログラム生命体。情報を栄養のように摂取し消費して構成情報を定期的に上書きする新陳代謝を行い存在を維持する。情報不足になるとデータ不足による衰弱、バグによる病気を患うこともある為、定期的に食事としてデータを取り込む必要があるのです！

デジモンにとって「ウンチ」は重要な生活行動。

新陳代謝によって発生した古い不要なデータが体内に残っているとバグの原因となる為、デジモンたちは定期的に体外へと排出している。この不要なデータを間違えてデジモンに与えないように初期の研究者が「ウンチ」のテクスチャにしたとか。

もちろん「ウンチ」を放置するとデジモンたちはバグによる病気になるので定期的なクリーンアップが必要です。

デジモンはプログラムなので、データの総量を体重と呼んでいます。単位は「G」(ギガ)で身体が大きかったり、力が強いデジモンは大容量＝体重が重い傾向になります。

デジコアとは現実の動物でいうところの「心臓」「脳」にあたる最重要器官で、別名「電脳核」と言います。身体中を巡るデータはデジコアを中心に循環、各部への命令も担っています。

ほとんどのデジモンは１つしか持たず、異常をきたすと命に関わる。

そのため骨格(フレーム)や皮膚(テクスチャ)で隠し守っている。

強大な力を持つ特殊な種族は複数持っていたり、体外に出して攻撃に使うこともあると言われているよ。

「トレーニング」とは効率よくデジモンを育成するために人間が考えた訓練のこと。

デジモンの筋力値を向上、各パラメータの上昇を図る。トレーニングを怠ると時間の経過とともに筋力の低下、基礎能力までも下がってしまうよ。

デジモンの成長段階を「レベル」と言います。

現在設定されている「レベル」は６つ

デジモンの属性は大きく「ワクチン」「ウイルス」「データ」の３種類に分類されています。

それぞれ得意と弱点がありじゃんけんのように三竦みの関係になっている。

わずかに「フリー」「ヴァリアブル」など無属性のような分類もありますが、これらはデジモン誕生初期に「どうやって生き抜くのか」が曖昧だった名残とも言われています。

主な３属性以外は多くが古代種であることも判明しています。

デジモンたちはプログラムやデータをエサとして食べたり、バトルに勝ったりすると成長し、 やがて姿を変えて「進化」をすることができます。
そして寿命がくると死亡し、再びデジタマに戻るとされています。

デジモンの「進化」は大きな魅力の一つだと思います！

過酷な環境を生き抜くための進化、仲間を守り抜くための進化、奇跡や偶然が影響して起こる進化、様々な進化がファンを魅了してきました。

今回は確認されている、進化の種類についてまとめてみようと思います！

「通常進化」いわゆる進化のこと、デジモンの食事、トレーニング、バトルの成果の果て起こる進化。またデジモンやパートナーの心身の成長に伴い起こる場合もある。アニメでは演出尺の関係から段階を飛ばした「超進化」（成熟期→完全体）、「ワープ進化」（成長期→究極体）「究極進化」（完全体→究極体）などバリエーションも豊富だ。またストーリー上での過ちによる進化「暗黒進化」などもあり、それぞれ作品によって呼び方が異なる場合もある。

「アーマー進化」主に古代種デジモンたちが、古代デジタルワールドで創られた「デジメンタル」を用い行う進化。デジモンとデジメンタルが融合（デジメンタルアップ）することで発現し、そのデジモンはアーマー体となる。多くは成熟期クラスの強さを得るが、個体よっては完全体や究極体レベルまで強化されることもある。

「ジョグレス進化（合体）」２体のデジモンが合体融合して１つ上のランクへと進化すること。ジョグレスとはジョイント（接合）×プログレス（進捗）からなる造語。アニメ02では成熟期同士がジョグレスし完全体へと進化した。通常２体のデジコアは融合し１つとなるが、稀に２つのデジコアを持ったままジョグレス進化を果たすデジモンもいるようだ。進化前と後でレベルの変わらない究極体２体による進化の場合は合体と表すことが多い。

同一のデジモンが同じレベルのまま別のチカラや能力を覚醒させることを「モードチェンジ」と言います。デジモンが自らデジコア内のデータを意図的に書き換えるという驚異的な事象で、体色や形状が大きく変化する場合がほとんど。

マトリックスエボリューション」デジモンテイマーズにおいて、成長期デジモンとそのパートナーによる究極進化の名称。本来は通常のワープ進化と同様だが、人間とデジモンが融合して果たす特殊な進化のため別記としました。

「スピリットエボリューション」デジモンフロンティアに登場、人間の子供たちがデジタルワールドに存在する伝説の十闘士の力が封じ込められたアイテム「スピリット」を使用し融合進化する。進化後は「ハイブリッド体」となり人とデジモンの融合を意味する。またスピリットには10の属性がありそれぞれ2種。人型の「ヒューマンスピリット」と獣型「ビーストスピリット」がある。人と獣のスピリット間を行き来する「スライドエボリューション」、人と獣を同時に使用する「ダブルスピリットエボリューション」5種×2つ計10個のスピリットを使用した「ハイパースピリットエボリューション」10種×2つ計20個全てのスピリットを使用する「エンシェントスピリットエボリューション」など多数のバリエーションが存在する。

「X-進化（X-EVOLUTION ゼヴォリューション）」Xプログラムに感染したデジモンたちの一部に、ウイルスを取り込み抗体を作り出す種族が現れる、その抗体は「X抗体」と呼ばれデジコアの潜在能力を引き出し、同じ成長段階レベルのままより強い姿へと「X-EVOLUTION」を可能とする。なお生まれながらにX抗体を持っている種族を除き、X抗体は継続して摂取しなければ、そのデジモンは消滅してしまう。

上記の「X-進化」を語る上で外せないのが「死のX-進化」デクスリューションです。

デジモンの生存本能を人工的に極限まで高めた結果生まれた「死の進化」が「デクスリューション」です。

他のデジモンのデジコアを捕食したり取り込むことで寿命の概念を克服したが肉体は朽ちていき、最終的にデジコアを求めるだけの存在となる。

今回、「デジモンの生態について」資料や記憶を辿りながら、思いつく限りにまとめてみましたがご覧の通りかなりの情報量でした。

また、忘れてしまっていた設定や、見逃してしまっていた小話など新たな発見もたくさんでき、とても楽しく研究することができました。

今回の記事では書ききれなことも沢山あるので、またそれぞれ記事にまとめられたらと思っています。

今後も、デジモン２５周年記念のWEB展開作品「デジモンシーカーズ」や「デジモンアドベンチャー０２」の新作映画など、各種メディアにて展開が期待されるデジモンですが、また新情報などありましたら随時更新しますので、ぜひお楽しみに！